福井では、通過を含む人数が2,376人にも関わらず、滞在者が109人と95.4%もの方に通過されています。
訪日外国人旅行客がまったく来られていない地域に呼んでくる施策と立ち寄っていただく施策では取り組み内容が異なりますが、福井の場合は、観光資源の磨き上げやPRによる認知度の向上、自由に乗り降りできる企画乗車券の発行など、立ち寄りを促す施策を実施することで、滞在者が増やせる可能性があります。
アジア系では、駅から本殿にかけてに集中しており、欧米系は稲荷山まで登り切るユーザが多いです。
アジア系はその場所に行った事実と写真を撮影することが体験となっており、フォトジェニックな場所を求める傾向にあります。
一方、欧米系は山頂まで登るという行為自体を体験と捉えており、結果的に滞在時間も長くなることからアジア系とその後の周遊ルートが異なることが想定されます。
距離的に近くても、訪れられている季節が異なる場合があり、季節に沿った周遊ルートを形成する必要があります。
また、季節需要の平準化や集客力のある季節のPRの強化なども考えられます。
宿泊者は大阪府・京都府に集中する傾向があり、特に大阪府は日中よりも夜間の滞在者が多くなっています。
一方で、奈良県は特に夕食時以降の落ち込みが大きく、夜間の観光客が少ないように見受けられます。
直島では初訪日者が77%を占める一方で、高松ではリピーターが65%を占めます。
初訪日者に対して、直島から一歩足を延ばし高松へも一緒に訪れてもらう施策の実施などが考えられます。
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